日頃よりお世話になりありがとうございます。2月18日(金)18時30分より参議院議院運営委員会が開会され、新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置の期間延長及び区域変更について山際大志郎・国務大臣より報告を受けた後、江島潔議員は下記の質疑をいたしました。引き続き、新型コロナ対策と経済の立て直しに全力で取り組んで参ります。【質疑1】全国の新規感染者数は先週比が1を下回るなど、減少傾向に転じており、感染の減少の兆しが出ている。こうした中、私の地元の山口県を始め、島根、沖縄、山形、大分、の各県は今回、蔓延防止等重点措置の適用が解除される事になった。先手先手で感染対策を講じてきた効果が現れてきていると思う。特に山口県ではちょうど県知事選挙とマンボウ期間が重なったが、知事は一度も街宣車に乗る事無く、県庁にてコロナ対策の陣頭指揮に当たってきた。もし山口県の取り組んできた対策で政府としても高く評価出来る対策があれば、その効果と、今後重点措置を解除しようとする他県が参考に出来る事があれば、説明頂きたい。【応答1】(山際大志郎・国務大臣)直接山口県とも話をして、どういうことをやってくださってきたかというようなことも確認した中で、例えば、山口県は、知事の権限で選べるが、20時まで、お酒を提供しないで時短で営業するという方式にするか、21時まで、お酒は提供することを認めるかというので、より厳しい方を選ばれ。20時まで、お酒も提供しないと。あるいは、昨年の十二月から無料の検査というものを前倒しで県独自でやってくださるというようなこともやっておりましたし、あるいは、高齢者のクラスターが発生した場合に感染症対策の専門家チームを派遣するというような運営もやってくださっていた。こういった複合的で総合的な運営、オペレーションというものが、今日お諮りをしているまん延防止等重点措置から解除されるところに確実につながったと思っている。【質疑2】オミクロン株に関する知見の蓄積が進み、これを踏まえた対策が着実に効果を上げつつある事、また希望する高齢者等への3回目のワクチン接種が今後進捗していく事を踏まえると、経済社会活動の再開を見据えた取組についても同時に考えていく事が重要である。こうした中、総理は昨日の会見で現在の水際対策を段階的に見直す事を表明された。経済活動の再開にはビジネス目的での入国や日本で学ぶ留学生をきちんと受け入れる事が重要と考える。今回の見直しについて、改めて説明頂きたい。【応答2】(山際大志郎・国務大臣)これは3月1日からのオペレーションになる。実は5000人から始めますが、この5000人になるのも、昨年デルタ株が猛威を振るっていたときに、新規入国者を2000人まで落として、その後少し収まったので3500人まで、5000人まで十一月の末で増やしたが、またすぐにこのオミクロンの話になったのでゼロにするというようなオペレーションでした。なので、まずは5000人から。まずはというのが大事で、まずはやってみて、それで先に更に進めるようなら進むということをやろうと思っています、更に開くという意味ですね。そして、中身は非指定国と指定国というふうに分かれて、指定国は、要はまだこのオミクロン等々で感染が拡大しているような国、そこから入ってくるところとそうでないところとに分けて、非指定国に関してはもう自宅で三日間待機していただければいいというような形にします。それから、入っていらっしゃる方々も観光客を除く外国人の方々が全員対象になりますので、留学生の方も技能実習生の方も、あるいはお仕事で入っていらっしゃる方々も、5000人の内数であればまずは入ってこれるという形になります。ですから、まずはそこから始めますが、それで感染の拡大が認められなければ更に開くという方向で政府としてはやらせていただきたいと思っています。